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小山帥人のシネマと人権

シネマと人権18 : 村のパン屋で働く外国人への感情 「ヨーロッパ新世紀」

自然に恵まれ、野生動物も多いルーマニア中部にあるトランシルバニアという地方を舞台に、クリスマスから新年にかけての人々の動きをさまざまなエピソードを交えて描く。 ...

シネマと人権17:加害者となった民衆の姿-「福田村事件」

悪い人が殺人など、悪事をはたらく物語は多い。映画もたくさんある。だが、普通の市民が、子どもや女性を含む多数の人を殺害する日本の映画は思い当たらない。この映画「福...

シネマと人権16:強制送還を前にした子どもたちと料理を創るー「ウイ、シェフ!」

フランス映画で料理に関するものがあると、それだけで見たくなる。美味しそうな料理がたくさん出てくるかなと。主人公のカティは高級レストランの副料理長で、さまざまなメ...

シネマと人権15:子どもの命を守ることが優先されているかー『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』

 津波の映像を見るとつらくなる。まして津波に巻き込まれて亡くなった子どもの話を聞くのは心が苦しい。その一方で、たくさんの子どもが津波の犠牲になった小学校のことは...

シネマと人権14:コロナ禍の非正規労働者の立場- 「夜明けまでバス停で」

 コロナ禍で人々の暮らしは大きく変わった。  新型ウイルスへの感染を恐れて密集を避け、旅行、外食、観劇やコンサートなどをなるべく避けて過ごしてきた。その結果、サ...

シネマと人権13:料理に迫るフランス革命の波 ー「デリシュ!」

 フランス絶対王政の時代、庶民の食事は飢えを満たすのが精一杯で、美味しい料理は貴族と僧侶が味わうものとされた。  まだレストランというものはなく、料理人は貴族の...

シネマと人権12:「FLEEフリー」

ある難民の体験をアニメーションに  過去を偽り、自分を隠して生きねばならない状況は、本人にとってつらいことだ。アフガニスタンからデンマークに移住してきた主人公、...

シネマと人権11:「私はヴァレンティナ」

地域で少数者として生きることの難しさ  最近、若い人がセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)に関心を持ち、積極的に発信するようになった。そのことが世間の風潮...

シネマと人権10:「ガガーリン」‐宇宙飛行士の名前がついた団地の変遷

 ガガーリンという言葉は懐かしく響く。初めて宇宙を飛んだソ連(現ロシア)の飛行士、ガガーリンの名前と、その言葉「地球は青かった」を聞いたのは、60年ばかり前、ま...

シネマと人権9:「ボストン市庁舎」‐アメリカ民主主義の底力が見える

 フレデリック・ワイズマン監督の映画というと、身構えてしまう。なにしろ、ナレーションもインタビューもないのだから、ボケーと見ていられないのだ。短く映し出される看...

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