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ヒューライツ大阪は
国際人権情報の
交流ハブをめざします

新着図書の紹介

 ヒューライツ大阪では、国際人権基準や人権教育に関する資料、重点テーマに関する日本を中心にアジア・太平洋地域の人権情報の資料を収集しています。ヒューライツ大阪に所蔵している図書はどなたでも閲覧可能です。
 会員を対象に貸出サービスも行っております。

新着図書よりおすすめを一部紹介します。

〇『立ち退かされるのは誰か? : ジェントリフィケーションと脅かされるコミュニティ』 (山本薫子 著 / 慶應義塾大学出版会,2024.12
―再開発による「立ち退き」、地域コミュニティが失われていくという現象は、今なお世界中で進行している。
移民の排除や差別、グローバルな不動産投資と家賃高騰、犯罪抑止の名のもとに行われる過剰警備などの現代的課題をさぐる注目の一冊。

〇『刑務所に回復共同体をつくる』(毛利真弓 著 / 青土社,2024.12)
―《「あなたについて教えてください」と聞かれても絶対最後まで話さないような、そんな記憶や体験について語ってもらう場を作ることが、私の仕事だった----》
対等性と自由が尊重された集団のなかで対話を行い、個々人が抱える問題や症状からの回復を目指す「回復共同体(TC)」。映画『プリズン・サークル』の舞台となった島根県の官民協働刑務所で、日本初となるTCの立ち上げに携わった心理士が、その実践を初めて綴る。

〇『「これくらいできないと困るのはきみだよ」?』(勅使川原真衣 編著 ; 野口晃菜 [ほか] / 東洋館出版社,2024.12
―社会や労働にある一元的な能力主義や「傷つき」について、組織開発者として日々論じている勅使川原真衣さんが、教育・福祉の専門家・実践家と対談。学校をめぐる際限なき「望ましさ」の背景にどんな傷つきや焦りがあるのかを探り、一元的な能力主義をほぐしていくための糸口を考えました。

〇『アイヌもやもや―見えない化されている「わたしたち」と、そこにふれてはいけない気がしてしまう「わたしたち」の。』(北原モコットゥナシ 著, 田房永子 漫画 / 303BOOKS,2023.12
―日本の民族的マイノリティであるアイヌ。北海道が舞台のドラマでもその姿を目にすることはめったになく、教科書に載っているのも民族衣装を着た姿ばかり。非アイヌにとって、今を生きるアイヌの姿は、まるで厚い「もや」の向こう側にあるかのようです。アイヌは、どんなことに「もやもや」を感じているのか? その「もやもや」はどこから来るのか? 無知・無理解や差別の構造、そしてマイノリティとマジョリティの関係など、北原モコットゥナシが様々な視点から考察してゆきます。

〇『「ふつう」の私たちが、誰かの人権を奪うとき―声なき声に耳を傾ける30の物語』(チェ・ウンスク 著, 金みんじょん 訳 / 平凡社,2024.11
―「一縷の望みにかける思いで電話しました。どうか助けてください」
読み書きができず告訴状を提出できない老齢の囚人、精神病院に閉じ込められた外国人労働者、人望が厚い上司から受けた性暴力、コーチの体罰に耐えるスポーツ選手......韓国・国家人権委員会で働く調査官のもとへ届く、悔しさを抱えた人々の訴え。人権を守るために、私たちはいったい何ができるのか?現役の調査官が出会った人々の姿を描く、心揺さぶるノンフィクション。

〇『今日に抗う―過ぎ去らぬ人々』 (中村一成 著 / 三一書房,2024.9
―日本、世界の頽落は止め処ない。本書の最初と最後がパレスチナになったことはその最悪の形での証明になっている。「いまとは違う未来」「生きるに値する世界」を求める者たちの生き方、人間であることを語る言葉には「新たな普遍性」(徐京植)に向けた可能性が詰まっている。ぜひ紐解いて欲しい。思いを分かち持ちたいと願う者にとってそれは、帰る場所、そして道標となるはずだ。(著者 まえがき より)

〇『閉じ込められた命―ハンセン病と朝鮮人差別』(兵庫在日外国人人権協会 編 / 兵庫在日外国人人権協会,2020.2
―ハンセン病家族訴訟の原告副団長黄光男(ファン グァンナム)さんが兵庫在日外国人人権協会の「人権協会ニュース」に連載した『長島への道』ほか、黄光男さんの家族への聞き取り、「長島愛生園スタディツアー」の報告文と参加者の感想文、「ハンセン病家族訴訟勝訴報告会」記録を通して、ハンセン病と「朝鮮人差別」のかかわりに焦点をあてる。

〇『そうしてサンパギータは神戸にいる』(奈良雅美 著 / 金木犀舎,2025.1
―借金、浮気、DV。日本人夫や家族に振り回される日々。だけどサンパギータは情が深いから、まるごと受け止めて人生を切り拓いてゆく。神戸で暮らすフィリピン女性5人が語った、それぞれのリアルな生きざま。

〇『女の子が死にたくなる前に見ておくべきサバイバルのためのガールズ洋画100選』(北村紗衣 著 / 書肆侃侃房,2024.11
―あのヒロインみたいになれたらいいな、私と同じだな、私とは違うけどステキだな......。
映画を見ることで、女性であること、少数派であること、自分自身でいることの楽しさに気づける。もっと楽しく生きる準備をするために、あなたを待っている映画がきっとある。クラシックな名作から近年の話題作まで、労働問題、恋愛とセックス、フェミニズム、クィア、人種、民族など、多様な視点から厳選した100本の映画ガイド。

〇『朝鮮料理店・産業「慰安所」と朝鮮の女性たち(改訂版)』(高麗博物館朝鮮女性史研究会 編著 / 社会評論社,2024.11
―歴史から消されたもうひとつの「慰安所」に光をあてる。北海道から九州に至るまでの現地調査にもとづいた共同研究。*第27回女性文化賞受賞

〇国際人権法学会創立30周年記念企画「新国際人権法講座 全7巻」を揃えています。

 第1巻『国際人権法の歴史』(小畑 郁、山元 一 編)

 第2巻『国際人権法の理論』(小畑 郁、山元 一 編)

 第3巻『国際人権法の規範と主体』(近藤 敦 編)

 第4巻『国際的メカニズム 』(申 惠ボン 編)

 第5巻『国内的メカニズム/関連メカニズム』(申 惠ボン 編)

 第6巻『国際人権法の動態 ― 支える力,顕現する脅威』(阿部 浩己 編)

 第7巻『国際人権法の深化』(大津 浩 編)

所蔵図書の検索はこちら、

https://www.hurights.or.jp/opac/search.php