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共同セミナー「女性の人権と複合差別:経験のちがいと重なりを考える」を開催しました(9月22日・29日)

2017年9月22日と29日、ヒューライツ大阪は、大阪市立大学人権問題研究センターと大阪府立大学女性学研究センターとの共催により、共同セミナー「女性の人権と複合差別:経験のちがいと重なりを考える」を、大阪市立大学梅田サテライトで開催しました。

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高畑幸さん 金友子さん


第1回「民族、国籍とジェンダー」は、講師の高畑幸さん(静岡県立大学)が、「在日フィリピン人の30年をふりかえる」というタイトルで、現場での支援活動の経験と研究の結果について説明しました。討論者の金友子さん(立命館大学)は、自身が当事者である在日コリアン女性の経験と比較しつつ、共通点と差異について質問を投げかけました。阿久澤麻理子さん(大阪市立大学)と朴君愛(ヒューライツ大阪)がコーディネートを担当しました。参加者は63人でした。
 

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加納恵子さん 松波めぐみさん
 

第2回「障がいとジェンダー」は、講師の加納恵子さん(関西大学)が、「当事者運動×当事者研究の立場から」というタイトルで、当事者としての体験、障害者運動の歴史と障害女性の立ち上がり、国連女性差別撤廃委員会(CEDAW)での活動などを報告しました。討論者の松波めぐみさん(世界人権問題研究センター)は、自身がかかわってきた地域の障害運動や障害女性との出会いをふまえ、障害女性の「複合差別」の現状における課題について提起しました。伊田久美子さん(大阪府立大学)と古久保さくらさん(大阪市立大学)がコーディネートを担当しました。参加者は68人でした。

2回のセミナーには会場が一杯になる参加者がお越しくださり、会場設営や資料配布などで参加者には不便をかけました。また会場からは多くの質問やコメントが寄せられ、駆け足の討論の場となりました。継続して、「複合差別」を共に議論し、つながる場を要望する声が寄せられました。