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「じんけんシネマ2025」(12/13)を開催しました

 2025年12月13日(土)に「じんけんシネマ」をクレオ大阪中央(大阪市立男女共同参画センター中央館)との共済で開催しました。

 今回は、『ナディアの誓い』と『映画◯月◯日、区長になる女。』の2作を上映しました。
 『ナディアの誓い』は、イスラーム国(IS)によるヤジディ教徒に対する迫害により家族を亡くし、自身は性奴隷としての生活を強いられた監禁場所から逃れた後、国連でISの虐殺や性暴力を証言し、2018年ノーベル平和賞を受賞したナディア・ムラドに密着したドキュメンタリー映画(2018/アメリカ)。
 『映画◯月◯日、区長になる女。』は、2022年の杉並区長選で187票差の僅差で現職を破り、杉並区長となった岸本聡子と、彼女を草の根で支えた住民たちに密着した映画です。

 参加者は、「ナディアの誓い」が71名、「映画〇月〇日、区長になる女。」は56名でした。

  上映後、参加者から寄せられた感想の一部を紹介します。
『ナディアの誓い』を見て、「ひとりの人間を殺しても犯罪なのに、集団や国単位なら許されるのか。誰も裁く人はいないのか、すごく理不尽を感じます」、「ISがおこなったことを広く知ってほしいという思いはわかるが、それを伝えることはとてもつらく、ナディアの葛藤が伝わってきた」、「メディアはナディアのことを思い、考え、世の中の評価、現実をわかって報道しているのかと思った」。
 また、『映画〇月〇日、区長になる女』では「何かを変えたいという一人ひとりの強い気持ちが一つの力になっているのを観て元気が出てきました」、「国や市なんて変わらないと思いがちですが、そうじゃないことを見せてくれて、希望を持ちました」、「議会の傍聴が誰にでもでき、誰でも立候補でき、当選すれば本当に区政を変えられるかもしれないことを実感できて良かった」などに加え、午前、午後ともに参加した人からは、「平和な暮らしは、信仰、考え方の違いなどで壊されることがないよう、一人ひとりの意識の高め合いが大切だと感じた」という感想が寄せられました。