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複合差別に関する講座第2回「差別の交差性」を開催しました(5/19)

 ヒューライツ大阪は5月19日、アプロ・未来を創造する在日コリアン女性ネットワークと共催して、複合差別に関する連続講座の第2回として「差別の交差性―在日コリアン女性と西欧のムスリム女性の事例から」をドーンセンターにて開催しました。講師は福岡女子大学准教授の徐阿貴(そ・あき)さんでした。
 徐阿貴さんは、複合差別・交差性(intersectionality)の概念とは、ジェンダー、民族、階級、セクシュアリティなど社会の中で序列をつける軸が複雑かつ立体的に絡み合ったところで差別が生じるということだと述べました。そして事例として、日本の植民地時代を生きてきた在日コリアン1世の女性や、フランスやイギリスに住む旧植民地出身のムスリム女性の経験を取り上げ、差別が交差する立場にいる女性は、単なる足し算ではない複合的な不平等や抑圧された状態に置かれやすいのだという説明がありました。
 参加者は35人で、講演後、活発な質疑応答が行われました。


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