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ヒューライツ大阪は
国際人権情報の
交流ハブをめざします

ワン・ワールド・フェスティバルに出展&セミナーを開催しました(2月6日-7日)

今年もブース出展しました
 2016年2月6日(土)と7日(日)に「ワン・ワールド・フェスティバル」が開催されました。このフェスティバルは、関西を中心に国際協力に携わっているNGOをはじめ、国際機関、政府機関、教育機関、企業などが協力して毎年大阪で開いている国際協力のお祭りです。会場は、昨年に引き続き関テレ扇町スクエア、北区民センター、扇町公園でした。 
 期間中、各団体がブースで活動紹介をしたり、屋台で民族料理を提供するとともに、セミナーや講演、上映会など国際協力にちなんだプログラムを企画・実施しました。実行委員会事務局によると、2日間の来場者数は1日目11,000人、2日目13,000人で合計24,000人でした。
ヒューライツ大阪は、例年同様に活動紹介のブース出展をしました。
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27日、会場内でインドとインドネシアの人権についてセミナーを開催
「ワン・ワールド・フェスティバル」のプログラムとして、ヒューライツ大阪は7日に白根大輔さんを招いて「来て、見て、感じる人権-知ってるアジアと知らない日本」のセミナーを開催しました。白根さんは草の根レベルで国際人権の実施を促進するために、国連NGOのスタッフとして、またフリーの国際人権コーディネーターとしてインドネシアを拠点に活動しています。セミナーでは、自身も関わっているインドのダリット女性と子どもの現状について、そして、人口の10%以上を占めるインドネシアの先住民族について、写真の映写をまじえながら話をしていただきました。
 インドに関しては、カースト制度のもと不可触民として差別・排除されてきたダリットコミュニティの一員であり、ヒンドゥー社会において法的・制度的にも差別をうけている女性の一員でもあるダリット女性の置かれている複合的な差別の現状と、それに対する女性たちのエンパワメントの活動について詳しく話を聞きました。
 インドネシアに関しては、先住民族とはいったい誰のことなのかという定義の話から、インドネシア政府は国内における先住民族の存在を認めていないことにより生ずる問題、さらには1万3千以上の諸島からなる国に300は存在すると言われる先住民族の多様性について写真をみながら話を聞きましたそれぞれの国における人権課題の一部について学ぶことができたセミナーでした。
 
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