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国連が、フィリピンで続発する左派活動家の「超法規的処刑」(政治的殺害)を現地調査

  2001年にアロヨ政権となって以来、続発する左派活動家や教会関係者、ジャーナリストなどの殺害事件を調査するために、「超法規的・即決・恣意的殺害に 関する国連特別報告者」のフィリップ・アルストンさんが07年2月12日からフィリピンを公式訪問していましたが、調査が終了した21日にマニラで記者会見[PDF93KB]を開き、超法規的処刑(政治的殺害)の発生件数は異論があ り明らかにできないものの、痛ましいほど多数に及んでいることは確かであると発表しました。アルストン報告者は、フィリピン国軍が関与した事件があるにも かかわらず、国軍はそのことをほぼ全面否定する立場をとっていることから、説明する必要があると述べました。
  同報告者はフィリピンでの調査中、マニラ、バギオ、ダバオを訪問し、アロヨ大統領をはじめ、官房長官、国軍参謀総長、最高裁長官など政府高官、人権委員会 委員長、NGO関係者、被害者の遺族などと面談や聞き取りを行いました。特別報告者は、超法規的処刑の増加の理由をフィリピン政府のゲリラ鎮圧作戦と関連 付け、合法的活動を行っているものの反政府武装勢力である新人民軍(NPA)にシンパシーを持つとみなされた左派組織を中傷し、それらのリーダーを脅迫し ようとする試みと結びついており、その脅迫が超法規的処刑へとエスカレートしていると判断しています。
  特別報告者はそのような事態を重大かつ深刻な問題とみており、フィリピン政府にとって人権を尊重するためにしなければならないことが山積していると結論付 けました。
  今回の調査の報告書は3カ月以内に国連人権理事会に提出されると特別報告者は述べています。

参照:
・記者会見(Press Statement) Professor Phillip Alston, Special Rapporteur of the United Nations Human Rights Council on extrajudicial, summary or arbitrary executions." [PDF 93KB] (英語)
Independent Commission to Address Media and Activist Killings Report [PDF 919KB] (英語)

参考:
真相解明の調査が進まないフィリピ ンの政治的殺害 ヒューライツ大阪ニュースインブリーフ(2006年10月)
フィリピンでNGOやジャーナリス トの殺害をめぐる調査委員会が設置される ヒューライツ大阪ニュースインブリーフ(2006年8月)

(2007年02月10日 掲載)