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  3. 7/22 第25回2025多民族共生人権研究集会 戦後80年日本の人権差別撤廃の歴史・現状・課題(第25回2025多民族共生人権研究集会実行委員会)

7/22 第25回2025多民族共生人権研究集会 戦後80年日本の人権差別撤廃の歴史・現状・課題(第25回2025多民族共生人権研究集会実行委員会)

 2025-7-22.jpg2025-7-22研究集会チラシ.pdf
 今年は、第二次世界大変が終わり80年となる節目の年です。長い年月を経た今も、当時の人権侵害の被害者や、その遺族の苦しみが続いています。日本の敗戦によって、朝鮮、台湾は植民地支配から解放されました。日本と韓国は1965年に国交を回復し、在日韓国人の人権問題について両国間で交渉が続けられましたが、今も差別は続いています。
 一方、国連を中心とした国際社会は、ホロコーストに象徴される、人種的憎悪による大量虐殺を二度と繰り返さないため、1965年に人種差別撤廃条約を締結し、努力を続けています。今年は、日本が同条約に加入して30年目にあたりますが、どのような課題があるのでしょうか。
 今回の研究集会では、日本の人種差別問題について、その歴史と現状、そして課題を考えます。

開催日時 2025年7月22日(火)午前10時30分~午後4時30分
     ※10時より受付開始
      10時30分から11時まで開会式典
会  場 大阪市立東成区民センター(大阪市東成区大今里西3-2-17)
※大阪メトロ「今里駅」2番出口を出て、千日前筋を鶴橋方面へ約100m
参 加 費(資料代含む) 一般 : 4,200円
           学生・65歳位上・障害者 : 2,100円
      ※参加費には、当日の講座レジュメと参考資料等を収録し、事後の学習資料と
       しても活用できる資料冊子(A4版、100頁程度)が含まれています。
      ※参加申込いただいた方は、後日1か月程度の期間に限り、記念講演をのぞき、
       アーカイブ動画の視聴ができます。
定  員 525名(先着順)
申込方法 7/8(火)までに次のフォーム( https://forms.gle/pXEAuvLZm6MdYymY8
またはチラシにあるQRコードからお申しください。
 
<全体会> 
時間 10:30~12:00 (10:00~受付開始)  10:30~開会式展 
会場 大ホール(2階)

記念講演 出会いこそ、生きる力‐心には、国籍、国境も関係ない‐ 11:00~12:00
  ※録画アーカイブ公開はありません※
講  師 サヘル・ローズさん
俳優・タレント。イラン出身。7歳までイランの児童養護施設で過ごし、8歳で来日。舞台『恭しき娼婦』では主演をつとめ、主演映画『冷たい床』ではミラノ国際映画祭をはじめとする様々な映画際にて賞を受賞。映画・舞台の出演だけでなく、近年では映画監督などマルチに活躍し、表現者として活動の幅を広げている。昨年には自身が監督を務めた『花束』が公開された。

<分科会1> 
時間 13:30~16:30
会場 大ホール(2階)

1部講演会 13:30~14:50
指紋押捺拒否  
金 成日(キム ソンイル)さん  元指紋押捺拒否当事者
在日コリアン2世。外国人登録法(当時)により義務付けられていた指紋押捺を拒否し、1986年に逮捕される。その際、強制具により指紋をとられ、後に国家賠償請求訴訟を提起するなど、外国人登録法、指紋押捺義務の廃止に向けたとりくみ続けた。ご自身の指紋押捺拒否と、その後の経緯について、当時の社会状況を交えて語っていただく。

2部講演会 15:10~16:30
長生炭鉱に眠る遺骨を遺族のもとに  
井上 洋子(いのうえ ようこ)さん 「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」共同代表
山口県宇部市の長生炭鉱では、1942年2月に、海底の坑道で水没事故が発生し、183名の坑夫たちが亡くなった。そのうちの136名が朝鮮人だった。戦後長い間放置されてきた遺骨を回収し遺族へ返還することをめざし、30年以上とりくんできた市民団体は、昨年に地上側の坑口を発見し、海中調査を進めている。会の共同代表をお招きし、事故の状況、ご遺族の皆さんの思いなどを語っていただく。

<分科会2> 
時間 13:30~16:30
会場 小ホール(6階)

1部講演会 13:30~14:50
人種差別撤廃条約加入から30年、日本の課題を検証する
藤本 伸樹(ふじもと のぶき)さん  一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター主任研究員
日本が人種差別撤廃条約に加入して依頼、条約の履行状況についての審査が、日本政府による  報告書等にもとづき、国連人種差別撤廃員会によっておこなわれ、4回の勧告がなされてきた。30年のあいだで、条約加入によって日本の何が変わり、何が課題なのかを解説していただく。

2部講演会 15:10~16:30
現代日本の人種差別と植民地主義
板垣 竜太(いたがき りゅうた)さん  同志社大学社会学部・教授
人種差別(民族差別)が植民地支配や奴隷制の歴史的産物だということは、今や国際的に合意された認識となっている。それは在日コリアンへの差別も全く同様であり、日本の植民地支配 とともに形成された人種差別の関係性が、戦後、姿かたちを変えながら今日にいたるまで再生産されてきた。現在の多民族化する日本社会を歴史的に見直し、人種差別克服の道を探る。

主  催 第25回2025多民族共生人権研究集会実行委員会
実行委員会事務局  
NPO法人多民族共生人権教育センター
〒544-0031 大阪市生野区鶴橋2-15-27
TEL:06-6715-6600
FAX:06-6715-0153
E-mail:info@taminzoku.com
URL:http://www.taminzoku.com