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6/8・9 移住連全国ワークショップ2024 in 大阪(移住者と連帯する全国ネットワーク)

 移住連ワークショップ.jpg移住連ワークショップ.pdf
 日本社会はすでに多くの外国人労働者、国際結婚などでの定住者や外国ルーツをもつ子ども・若者らが暮らす移民社会となっており、地域では共生に向けたさまざまな取り組みが始まっています。その一方で、日本政府は、従前のままの外国人管理と非正規滞在者の排除、使い捨て労働力としての外国人労働者受入れ政策を変えようとしません。

 今年の大阪での2日間のワークショップは、多文化共生のまちづくり拠点でもある「いくのコーライブズパーク」で開催します。地域における移民社会の実態や取り組みの報告をうけ、課題別テーマでの討論を通し、多民族・多文化共生社会のあり方を考えていきたいと思います。

<開催概要>
・日時:2024年6月8日(土)13時00分〜9日(日)12時00分
・開催場所:いくのコーライブズパーク、KCC会館、御幸森会館
      (住所:大阪府大阪市生野区桃谷5丁目5−37)
・受付場所:JR鶴橋駅改札口前(フィールドワーク参加者)
      いくのコーライブズパーク 
      ※JR鶴橋駅から徒歩約20分(全体会からの参加者)
・参加費
現地での現金支払い:
移住連会員 2,000円
一般    3,000円
学生    1,000円
+フィールドワーク参加費 1,000円(希望者のみ、先着順)
+交流会費        3,500円(希望者のみ、先着順)
・お申し込み:https://forms.gle/rdKUai6gmTt9H6bJ6
(申込締め切り:5月30日(木))
注意:宿泊は、参加者各自での予約をお願いいたします。

プログラム
<1日目・6月8日>
9:30-11:00   大阪コリアタウン フィールドワーク
12:00      受付開始
13:00-14:30   基調講演
 「地域に根ざすIKUNO・多文化ふらっとの取り組みから」
 (特定非営利活動法人 IKUNO・多文化ふらっと こどもみらい事業主任 金和永さん)
 「阪神・淡路大震災の教訓とたかとりコミュニティセンターの取り組み」
 (NPO法人 多言語センターFACIL 特別顧問 吉富志津代さん)
15:00〜17:30   分科会

分科会1:労働・技能実習・特定技能 
「育成就労制度」では、問題は解決しないー私たちは外国人労働者と共にどう歩むのか。

【報告】
1.「奴隷制度」技能実習生の現状と問題点、課題解消への道筋
酒井恭輔(連合大阪ハートフルユニオン)

2.「奴隷制は変わらない」特定技能制度の現在位置
藤岡小百合(JAMゼネラルユニオン)

3.「共生を阻む」技能実習制度と育成就労制度                 
旗手明(自由人権協会) 

4.「生命の選別」外国籍労働者の労災問題                   
天野理(東京労働安全衛生センター)

5.「不安定雇用は永遠に解消されないのか」外国籍労働者雇用問題の現在と未来  
村山一兵(神奈川シティユニオン)

6.外国籍労働者の組織化(予定)                       
ゼネラルユニオン(予定)

【全体討論】
育成就労制度を踏まえて、適切な共生社会実現のための取り組みについて
司会:坂本啓太(全統一労働組合)/三苫文靖(札幌地域労働組合)

分科会2:難民・収容と非正規滞在者の生存権 
「2023年改定入管法施行でどうなる?〜難民申請者・非正規滞在者の人権」

【報告】
1.改定法施行でどうなる? 難民保護、監理措置             
赤阪むつみ(難民支援協会)

2.改定法施行でどうなる? 在留特別許可、非正規滞在者のアムネスティ  
丸山由紀(弁護士・移住連)

3.改定法施行でどうなる? 非正規滞在者の医療と生存権         
大川昭博(移住連)

4.難民申請者・非正規滞在者支援の現場から             
ビスカルド篤子(カトリック大阪高松大司教区シナピス)

【全体討論】
司会:山岸素子(移住連)

分科会3:自治体施策 
「在留管理強化にNO! 外国人住民が参画する地域社会」

【問題提起】
2024年改定入管法案における在留管理強化  鈴木江理子(移住連/国士舘大学)

【報告】
1.永住許可取消しと地方自治体 
山田貴夫(移住連入管・共生施策/ヘイトスピーチを許さない川崎市民ネットワーク/元川崎市職員)

2.在留カード等とマイナンバーカード一体化の落とし穴
張正翼(移住連/行政書士)

3.とよなか国際交流協会における共生の取組み
山野上隆史(とよなか国際交流協会)

【全体討論】
在留管理強化のもとでの「共生」ではなく、外国人住民が参画し共生する地域づくり
司会:佐藤信行(移住連/RAIK)  

分科会4:女性 
「困難な問題を抱える女性支援の新法制度と移民女性支援の現場」

【報告】
1.「女性支援法の施行と女性プロジェクトからの提言」 
新倉久乃(カラバオの会・横浜市、和光大学)

2.「大阪ミナミにおける困難な外国人家族に寄り添う」 
原めぐみ(Minami こども教室・大阪市)

3.「在日コリアン女性の中のより困難な状況の人たち―実態調査から見えたこと」 
朴君愛(アプロ女性ネット/ヒューライツ大阪・大阪市)

4.「居場所(コミュニティ団体)の必要性」      
川口フローラ(Masayang Tahanan・神戸市)

分科会5:子ども・若者
「府立高校の枠校における母語教育(支援)の歴史・現状・課題」

【報告】
1.子ども・若者PTからの報告

2.大阪府立高校の枠入試と母語教育の歴史、大阪府教育庁の施策     
橋本義範(NPO法人おおさかこども多文化センター)
米谷修(大阪府立高校教員)

3.フィリピン人生徒に母語・母文化・日本語を教える教員としてかかわってきた日々   
進マリア(大阪府立高校教員等)

4.母語をネイティブ教員から学ぶ意義と次の世代に伝える意義            
パレル ハンズ Ⅱ(大阪府立高校教員)

5.母語教育の必要性を考えるワークショップ

分科会6:人種差別・ヘイトスピーチ 
「全国各地で、反人種差別政策・法整備を進めよう」

◇プログラム
【第一部】
1.反人種差別政策・法整備の現状と課題      
師岡康子(弁護士・外国人人権法連絡会)

2.ネット上のヘイトスピーチ対策の現状と課題   
金尚均(龍谷大学教員)

3. 相模原市反差別条例制定運動の成果と課題    
瀧大知(外国人人権法連絡会)

4. ウトロにおけるヘイト問題とウトロ平和祈念館  
金秀煥(ウトロ平和祈念館副館長)

【第二部】
1.参加者の自己紹介

2.反差別条例、反差別拠点施設づくり、ネットヘイト対策の実現のための情報・意見交換
司会:師岡康子

分科会7:国籍 
「移住者にとっての国籍とは?~「国籍」生み出す国籍法の課題」

【第1部:総論】
1.国籍って何だろう?               
アレックス(難民/帰化訴訟原告)/小田川綾音(弁護士)

2.日本の国籍法概観~国籍法の問題点を総ざらい!  
鈴木雅子(弁護士)

【第2部:各論】
1.国籍剥奪違憲訴訟~私たちの意思を無視して、日本国籍を勝手に奪わないで 近藤ユリ(本人の意思を無視して日本国籍を一方的にはく奪する「国籍法
11条1項は違憲」訴訟原告)
仲晃生 (弁護士/同弁護団)
2.帰化と裁量~帰化は国の好きなように決められる!?
   日本における帰化行政の課題  仲尾育哉(弁護士)
   難民と帰化           鈴木雅子(弁護士/難民帰化訴訟弁護団)

18:30〜20:00  夕食・交流会(場所:KCC会館大ホール)
注意:申込者のみ。夕食・交流会の申込受付は定員に達し次第終了します。

<2日目・6月9日>
9:30     全体会 1 各分科会から報告 
10:30   全体会 2 シンポジウム・ディスカッション
「外国人の管理・排除と受け入れ拡大、それらがもたらすもの」
鈴木江理子さん(NPO法人移住者と連帯する全国ネットワーク共同代 表理事)
郭辰雄さん(特定非営利活動法人コリアNGOセンター代表理事)
ラボルテ雅樹さん(公益財団法人とよなか国際交流協会相談員・移住連運営委員)
12:00    終了

※終了後、13時〜14時で2024年度移住連会員総会を開催します。
(総会議案と詳細は追って移住連会員のみなさまにお送りします。)