文字サイズ

 
Powered by Google

MENU

ヒューライツ大阪は
国際人権情報の
交流ハブをめざします

  1. TOP
  2. 過去アーカイブ(これからの事業)
  3. 7月19日開催、メコン川流域開発と人権研究会「カンボジアの今:日本の法整備支援(第3フェーズ)の現状と課題」の案

7月19日開催、メコン川流域開発と人権研究会「カンボジアの今:日本の法整備支援(第3フェーズ)の現状と課題」の案

ヒューライツ大阪では、人権研究フィールドワーク事業として「メコン川流域開発と人権」研究を進めています。国際河川メコン川は、チベット高原に源流を発し、中国、ラオス、タイ、ミャンマー(ビルマ)、カンボジア、ベトナムの6カ国を経由して南シナ海に流れ出ています。

GMS(大メコン圏)といわれるこの地域では、ADB(アジア開発銀行)や中国、タイ、日本などの援助で、道路(メコン圏東西回廊・南北回廊)や水力ダム建設などの開発政策が目白押しで、それに伴う人権問題の顕在化が各地で生じています。今回は、独立行政法人国際協力機構(JICA)カンボジア長期派遣専門家(カンボジア司法省)の坂野一生さんをお招きして、標記の研究会を開催します。

現在、カンボジアでは、長年の内戦による混乱から立ち直り、国際社会の支援を得て国づくりが進められていますが、高度経済成長の一方、貧困の拡大、地雷の除去や旧クメール・ルージュ裁判と民族和解、教育制度の整備、軍隊や行政システムの民主化、ストリート・チルドレン問題、子どもや女性の人身売買(トラフィッキング)など、まだまだ課題が山積しています。日本政府は、カンボジアODAの一環として、1995年より民法や民事訴訟法編纂、法曹人材養成システム整備などの法整備支援に取り組んできましたが、このとりくみに当初からかかわってこられたのが坂野一生さんです。


 2008年4月より第3フェーズに入った日本の法整備支援の現状と課題について報告いただき、今後のカンボジアの国づくりと人権政策のあり方について、考えていきたいと思います。
カンボジアの国づくりやメコン川流域開発と人権政策に関心のある方々の積極的な参加を期待しています。


  【とき】:2008年7月19日(土)午後1時30分~4時30分

  【ところ】:ヒューライツ大阪セミナー室(JRまたは地下鉄「弁天町」駅前すぐ)
       https://www.hurights.or.jp/hurights/access.htm

  【テーマ】:「カンボジアの今:日本の法整備支援(第3フェーズ)の現状と課題」
        報告者= 坂野一生さん
        独立行政法人国際協力機構(JICA)カンボジア長期派遣専門家(カンボジア司法省)

  【参加費】:無料(事前の申し込みが必要です)

  【参加申込】:7月18日(金)までに下記事務局までお知らせください。

  【問合せ先】:ヒューライツ大阪(担当=前川 実)
           〒552-0007 大阪市港区弁天1-2-1-1500 オーク1番街15F
           tel:06-6577-3578 fax:06-6577-3583
           e-mail : webmail [a] hurights.or.jp

<坂野一生(さかの・いっせい)さんのプロフィール>

独立行政法人国際協力機構(JICA)カンボジア長期派遣専門家(カンボジア司法省)。
1992年よりカンボジア在住。国連カンボジア暫定行政機構(UNTAC)選挙部門、
カトリック信徒宣教者会/カリタスジャパンアジアデスク等を経て1998年より現職。

→特集 ガバナンス 民意に根差した国づくり (monthly Jica 2007年7月号) http://www.jica.go.jp/jicapark/monthly/0707/01.html