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スタディツアー前史 - 韓国で外国人の人権を語ることの嬉しさ

朴 君愛 (ヒューライツ大阪)

  このスタディツアーの主催者であり、「ツアコン」であり、河内弁が母語のコリアン系マイノリティであり、キムチが辛い3世であり...あれこれ何を書こうか迷いつつ、結局ツアーまでの話が浮かんできた。
  私は、韓国に住んだことがなく、20代前半で初めて父方の祖父母の故郷(今はかなりの過疎地。国際結婚が盛ん!とのこと)に行って以来、20回を越える韓国訪問。
  今回は、道連れになった人たちが、旅のテーマに十人十色に濃~くからんでおられ、自身の人生勉強にもなった。そしてこの企画のきっかけを思い起こせば...

2004年6月・大阪
 ヒューライツ大阪設立10周年記念シンポで、韓国国家人権委員会のチョン・カンジャさんをお招きした。チョンさんは、ソウルに帰る日、「農村が結婚難で、アジアの女性と韓国人男性の国際結婚が急増し、深刻なトラブルや差別がある。この問題で先輩の日本の経験を知りたい。日韓共同で共に議論する場を作りたい」と熱く語られた。その時は、「できればいいかな...」ぐらいのノリで、韓国の農村が今や日本と共通の問題を抱えているんやと認識した次第。チョンさんのご提案が3年越しで実現する。そのために人的物的な協力をいただいた諸団体には心から感謝する。
 もちろんチョンさんの多大なバックアップとネットワーク力にも助けられて...

2004年11月・ソウル
 これは驚いた。「単一民族神話」観が強く排他的と言われてきた韓国で、2005年6月に永住外国人の地方自治体での選挙権を認める法律が可決される。日本では、在日コリアンの参政権は国会に法案が提出されるも事態は固まったままだ。前年11月に、「日・韓・在日」市民団体主催のソウルでのシンポに個人参加。韓国で疎外されてきた華僑の学校の先生の発言を聞く。うろ覚えながら「文句があるなら韓国から出て行け」「権利がほしいなら帰化をしろ」などと言われてきたという-会場の「在日」関係者から苦笑い-日本で自分たちが経験したことと同じことが何でまた韓国で...。一つ違ったのは、華僑の先生に対し、具体的な差別行為は国家人権委員会に申立をしたらいいという助言があったこと。日本では国内人権機関が未だ設置されていない。
 韓国で、外国人の人権がどんどん話題になっていて、私たちが同じ目線で韓国の人たちと語っていけることを実感

2006年12月・ソウル
 私のテーマである人権教育の教材収集やインタビューのために韓国出張。ついでに、チョン・カンジャさんと初代ヒューライツ大阪所長の金東勲先生と昼食をご一緒する。再びチョンさんから、ヒューライツ大阪が韓国と共同でシンポをしないかというご提案。金先生も後押し。美味しい四川料理(とはいえ大阪で食べるよりより辛い)を食べながら、このテーマに関連して取組んできた同僚の藤本さんと共同で、日韓で外国人の人権を考える事業をしたいと強い意欲がわく。一番の問題は予算...。
 在日コリアンには無関心か冷たい視線を発していたこの韓国で、「多文化」「外国人の人権」を語る企画ができるなんて!

2007年3月・ソウル
 いよいよ2007年度事業「韓国スタディツアー」に向け、藤本さんと事前準備の韓国出張。シンポのテーマが「国際結婚」になった経過は、藤本原稿をご参照。この数日間は、偶然にも助けられ、多くの人と名刺交換をし、ダイナミックに動く韓国を実感。会う人毎にわくわくした。-この出会いを私たちがつなげて深めることができるか!...2008年を展望しつつ、まずは10月27日の大阪シンポを。