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平和と人権―大阪からの発信 8.17共同アピール

大阪国際平和センター、大阪人権博物館、アジア・太平洋人権情報センターの3つの施 設は、平和の希求と人権尊重に関する情報を発信するため開設された先進的施設であり、これまでさまざまな平和と人権啓発に関する事業を積極的に取り組んで きました。そして、本年は世界人権宣言55周年にあたり、さらに、8月には国連軍縮会議が大阪市で開催されます。この記念すべきときに、3つの施設が平和 と人権の大切さをあらためて訴えるため、初めての共同事業を実施することになりました。

本事業は、「平和と人権-大阪からの発信」をメインテーマに、国連軍縮大阪会議と連動して「講演」と「1日体験バスツアー」を実施することにより、21 世紀が「平和と人権の世紀」となることを願って大阪から全国にアピールするものです。

この講演会で、三施設が「平和と人権-大阪からの発信」の共同アピールを出しました。アピール文の内容は以下の通りです。

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人権尊重の大きな流れをつくり、世界の平和を実現していくためには、私たち地球に住む一人ひとりが様々な人権や平和の問題に関心をもち、その解決に向け て努力していくことが大切です。


戦争の悲惨さを伝え平和の尊さを訴えるピースおおさか、人権思想の普及及び人間性豊かな文化の発展に貢献するリバティおおさか、アジア・太平洋地域にお ける人権の伸長と保障に貢献するヒューライツ大阪―――私たち三つの施設は、それぞれの理念を踏まえ、様々な事業を展開しております。


しかしながら、パレスチナ、アフガニスタン、イラクなど世界各地の戦争や地域紛争による殺りくや人権抑圧、あるいは軍縮に反する大量破壊兵器の開発・保 有の動きなど、人権と平和に対する脅威が存在しています。


一方、日本におきましては、部落差別をはじめ、女性、障害者、児童などの人権に関わる深刻な未解決の問題が存在するとともに、昨今は、重大な人権侵害で ある「拉致」をめぐる問題に多くの人々が心を痛めています。


人種、国籍、性、宗教、思想・信条など様々な違いを認め合い、多彩な交流と友好の絆を結んでいくことが平和の礎であります。本年が世界人権宣言の国連採択55周年にあたり、また、8月19日から開かれる国連軍縮大阪会議を踏まえ、三施設共同で「平和と人権―大阪からの発信」 をテーマに、8月8日の「 1日体験『き.て.み.て』 バスツアー」と本日の講演会「軍縮と人間の安全保障―核廃絶と平和的生存権―」を開催しました


この機会に、すべての人々の人権が尊重される平和で住みよい世界の実現に向けて、21世紀がまさに「平和と人権の世紀」となりますよう、さらに皆様方と ともに手を携えて歩んでまいりましょう。

2003年8月17日

大阪国際平和センター(ピースおおさか)
大阪人権博物館 (リバティおおさか)
アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)