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じんけんシネマ2019『夜間もやってる保育園』を上映しました(12/8)

 ヒューライツ大阪とクレオ大阪中央の共催で、映画を通して人権について考える「じんけんシネマ2019」の2回目を12月8日に開催しました。
 2019年は国連が子どもの権利条約を採択して30周年、日本が批准してから25周年であることを記念して『夜間もやってる保育園』(2017年/日本)を上映しました。東京、北海道、沖縄の各地で夜間も保育を提供している保育園を取材したドキュメンタリー映画で、中央省庁の公務員、飲食店を営む夫婦、スナックで働くシングルマザーなど、夜間保育を利用する多様な背景の親がそれぞれ懸命に子どもを育てている様子や、子どもだけでなく親にもあたたかい声かけを欠かさない保育スタッフの奮闘ぶりが描かれています。
 また、夜間保育の歴史として、1980年代にベビーホテルでの死亡事故が社会問題となったことから、夜間保育にも国の基準が設けられ、認可制度の対象になった経緯が紹介されました。しかし現在も認可夜間保育園は全国で約80か所と少なく、認可外の施設が多数存在しています。映画では、認可外の夜間保育園の園長が、行政に提出する書類が揃えられないなど様々な事情から認可外の施設しか利用できない親もいること、そのような親子を支えるために力を尽くしていることを語りました。
 アンケートでは、「園に関わるいろんな立場の方の生の姿を知ることができてジーンとしました」「夜間保育園について存在すら知らなかったので今回は良い機会でした」「自分自身が子ども達を保育園に預けていた時の頃を思い出して涙が出ることもありました」といったコメントが寄せられました。

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