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第3回「対話をとおして"人権教育"に出会いなおす~西成区「釜ヶ崎」の保育の現場から~」を開催しました(3月4日)

3月4日、かつて全国最大の日雇い労働者の街といわれた大阪市西成区の「釜ヶ崎」にある「わかくさ保育園」にて、3回目となる、「対話をとおして“人権教育”に出会いなおす」ワークショップを開催しました。

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ワークショップの前には、愛染橋地域と釜ヶ崎の周辺で、地域の人たちと共に子どもたちの成長を見守ってきた保育士の西野伸一さんの案内によるフィールドワークを行いました。11名が参加し、労働者の「暴動」や運動の歴史と背景、教育の機会が失われていた子どもたちへの差別の問題や、地域にすむ「住民」の定義の曖昧さなどについて話を聞く機会となりました。

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ワークショップは、金和永さんの進行によって、西野さんとのインタビュー形式で行われました。西野さんは、西成で保育の仕事に携わる上での志、西成での活動での思い、最近の課題などについて話題提供をしました。その後、質疑応答があり、参加者が対話形式で感想や意見を言いました。対話の最後では、西野さんが「なぜ子どもが(自分で自分のことを)選択できない社会なのか?」という問いかけをして終了しました。参加者は関係者を含めて27名でした。教育や保育に関わっている人など、幅広い年齢層からの参加がありました。