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ヒューライツ大阪は
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"大人の遠足「番外編」 ー「命を奪う刑罰]と、それがある「くに」で生きること"を開催しました。

 1月26日(土)、ヒューライツ大阪のセミナー室で、中村一成(イルソン)さんをお招きして、大人の遠足「番外編」を開催しました。大人の遠足シリーズは、3回開催して好評を得ましたが、京の刑場跡を歩いた3回目では、スケジュールがきつくなり、中村一成さんに、「番外編」で話していただくことになりました。

  お話は、封建時代から明治初期までの死刑からはじまり、世界の死刑制度廃止・停止の状況、そして2013年1月現在、死刑確定囚が135人いる日本の現状について説明がありました。中村さんは、映画批評も専門にしていますが、映画の中で、この死刑制度を扱った作品を併せて紹介しました。あえてシャリーア(イスラム法)と日本の死刑制度との比較もしながら、そもそも刑罰とは何か、国家が「人の命を奪う」ことがいいのか、根源的な問いがありました。

 国連が1989年に死刑廃止国際条約を採択して20数年が経ちます。世論調査をすると圧倒的多数が死刑制度賛成であるというこの国で、死刑制度を含めた刑罰について考える機会を今後も作っていくことができればと思います。

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