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11月27日にシンポジウム「若者が語る多文化共生」を開催しました

ヒューライツ大阪は、大阪女学院大学国際共生研究所との共催で、(財)とよなか国際交流協会の協力のもと、2010年11月27日(土)にシンポジウム「若者が語る多文化共生~外国にルーツをもつ子どもの権利を考える」を同大学内において開催しました。
 
パネリストは、グェンティ ホンハウ(ベトナム難民2世)さん、焦春柳(中国出身)さん、三木幸美(母はフィリピン人、父は日本人)さん、呉賢志(在日コリアン3世)さんの4人で、いずれも外国につながりのある大学生と大学院生でした。
 
4人には、それぞれの子ども時代から現在に至るまでの体験や、日本社会で暮らすことの思いを振り返って語ってもらい、外国にルーツをもつ子どもたちのエンパワメントと多文化共生をめぐり参加とのあいだで質疑応答が行われました。大阪女学院大学教員の元百合子さんがコメンテーターと進行を務めました。
 
約60名が参加し、参加者のアンケートには、「若者の生の声を聞くことができてよかった」「これまで知らなかった状況を聞くことができた」「各パネリストの話は実感がこもっており、聞いている方までエネルギーが伝わってきた」「多文化共生に関して自分の問題としてとらえることができて、普段の授業とは全く違っておもしろかった」などと綴られており、感想はおおむね好評でした。各パネリストの報告概要は、ヒューライツ大阪のニュースレター『国際人権ひろば』(2011年3月号)に掲載するとともに、ウェブサイトでも紹介する予定です。
 
なお、12月16日付の毎日新聞にシンポジウムの紹介が掲載されました。
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20101216ddlk27040432000c.html
若者が語る多文化共生シンポ:焦春柳さん、涙交え体験語る /大阪
 ◇中国東北部出身、大阪育ちの焦春柳さん
 ◇いじめから逃れようと日本名名乗り、両親は強制送還
 ◇いつか家族全員で暮らしたい
 
中国東北部出身で府内で育った焦春柳(ジャオツゥンリョウ)さん(22)=奈良市在住=が先月、大阪市中央区でのシンポジウム「若者が語る多文化共生」にパネリストとして参加した。いじめから逃れようと日本名を名乗って通学したことや在留資格を失って家族が強制送還された体験を語った。

 財団法人アジア・太平洋人権情報センターなどが主催。パネリストは、焦さんやベトナム難民2世女性など外国にルーツを持つ4人で、いずれも大学生か大学院生。
 (以下略)