フォルカー・テュルク国連人権高等弁務官は2026年8月5日、イランでの死刑執行に関して以下のようにコメントしました。
私は、3月以降、イランにおける死刑執行や死刑判決の増加、ならびに死刑という刑罰が人々の間に恐怖心を植え付け、異論を封じるために用いられ続けていることに懸念を抱いています。私はイラン政府に対してすみやかに全ての執行を停止し、死刑廃止に向けて取り組むよう促します。
2026年3月19日以降、国家安全保障関連の罪で少なくとも56人が処刑されており、その中には年初の抗議活動に関連する事件の被告27人も含まれています。他にも100人以上が、同様の罪で処刑の危機にさらされています。薬物関連の罪に対する処刑も、憂慮すべきペースで続いています。
公平な裁判や適正な手続きの保障がずっと欠如していることは、極めて憂慮すべき事態です。自白は、拷問やその他の虐待によって得られたとされています。公開処刑もいくつか行われたとの訴えがあります。また、逮捕からわずか数週間後に死刑執行されたケースもあると報じられています。12人の被告は、わずか3時間の非公開審理を経て死刑判決を受けたと報告されています。
死刑は生命に対する権利と相容れず、人間の尊厳とも両立しえないものです。そのような刑罰は、私たちの世界に存在すべきではありません。
訳:戴睿(だい るい)ヒューライツ大阪インターン
<出典>
https://www.ohchr.org/en/press-releases/2026/08/iran-turk-says-executions-used-instill-fear-suppress-dissent
Iran: Türk says executions used to instill fear, suppress dissent
5 August 2026
(2026年08月20日 掲載)