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国際人権ひろば No.106(2012年11月発行号)

ヒューライツ大阪の事業報告

インターンを紹介します。

 

ミリアム タビン (Miriam Tabin)
 
 私はドイツ出身です。デュッセルドルフ・ハインリッヒ=ハイネ大学の大学院で心理学を専攻しており、現在は、『暴力や災害を受けた人々が抱えるトラウマ、またそれらからの脱却、回復について』をテーマに修士論文を書いています。 人権問題に専門的見地から取り組むことはもちろん日本を訪れること自体初めてなので、ヒューライツ大阪での経験はとても貴重で価値のあるものだと感じています。私が今まで学んできたこと(心理学)、そして今現在インターンシップで学んでいること(人権問題)をもっともよい形で融合させながらヒューライツ大阪での仕事に精一杯貢献できたらと思っています。私にとって、人権問題を心理学的、また心理社会的な立場から見ていくこと、特にそれによってトラウマになるような経験をしたことがある人々について調べていくことは大変意味があることであり、重要なことであると考えます。 
 ヒューライツ大阪でのインターンシップでは、中央アジアや西アジアにある人権センターが行っている人権問題に関する活動を総括的に把握するために彼らと連絡を取り合い、アジア太平洋人権センターディレクトリ(改定版)に彼らの情報を載せる仕事をしています。またDVや性差別などを被害者、カウンセラー、政策の側といった違った観点から見ていくことを目的として、関西地区でそういった課題に取り組んでいる人たちを通じて被害者人たちが抱えるトラウマについての調査にも取り組んでいます。 
 修士課程を終えた後は今勉強している領域をさらに広げ、発展途上国における開発・発展に関する調査やコンフリクト・マネージメントといったことを勉強するために他の専門分野でもう一度大学院に行くことを考えており、将来は心理学と国際開発の分野で博士の学位をめざしたいと思っています。 私はヒューライツ大阪で、日本そしてアジア・太平洋の人権問題について調査研究をする機会、また私の将来の目標を考えるのに非常に良い影響を与えてくれたことにとても感謝しています。初めてオフィスを訪れた時からヒューライツ大阪の職員のみなさんは私を暖かく迎えてくださり、またそこで違った専門分野を学んでいる人たちと協力して働くことは私にとってとても楽しく有意義なものになっています。