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熊本地震の被災外国人への支援広がる

多言語対応による緊急避難所
熊本県を中心に4月14日に発生した地震は、それ以降も余震が続いていますが、被災者へのさまざまな救援および支援が行われています。そうしたなか、熊本市国際交流会館が4月15日から外国人むけの緊急避難所を開設しています。日本語・英語・中国語で対応しており、他の言語については準備中です。
4月21日現在、同会館に避難している外国人およびその日本人家族をあわせは50~60名程度で、熊本市内在住外国人4,500人の1%にあたります。他の外国人は市内の小中学校などの避難所、親族や友人宅、あるいは自宅で暮らしているとみられています。
受け入れに関する詳細は、熊本市国際交流会館 (Tel096-359-2121)
 
市民団体による炊き出し
また、熊本市をベースに在住外国人の支援を行っている市民団体「コムスタカ-外国人と共に生きる会」などは、同会館において熊本市など行政からの食料供給とは別に炊き出しを行っており、温かい食事を提供しています。また、ウェブサイトでは、多言語による震災関連情報、医療情報を掲載しています。
http://www.geocities.jp/kumustaka85/intro.html
 
コムスタカの中島眞一郎さんによると、在住外国人に対して情報が十分に伝わっていないことから、今後も国際交流会館へ避難してくる人が増加してくることが予想されるといいます。食材に加えて、ガスが使えないのでガスコンロや、毛布、赤ちゃん連れの人がいるため紙おむつやミルクが必要だそうです。
コムスタカでは、炊き出しのためのボランテイア、および「外国人被災者支援のための緊急募金」を求めています。
郵便振替口座番号  01970-4-26534
 郵便振替口座名   コムスタカ
  (通信欄に「地震被災者支援のため」と明記してください)
 
多言語コールセンターの無料通訳サービス
 福岡市に事務所を置く多言語コールセンターの会社「ビーボーン」が、4月17日から熊本地震に関する相談を無料通訳するサービスを開始しました。英語、中国語(北京語)、韓国語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、ポルトガル語、スペイン語、フランス語、ロシア語の10言語で、24時間対応しています。8月末までサービスを続ける予定です。
緊急ダイヤルの番号は092・687・5137
https://beborn.jp/topics/2016_04_16.html (ビーボーン)
http://beborn.jp/wp/wp-content/uploads/cce4093154b5c635fa1504e7864779e72.pdf
(株)ビーボーンの緊急通訳サービス(多言語コールセンター)設置のプレスリリース

(2016年04月21日 掲載)