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ミャンマー(ビルマ)軍事政権、アウンサンスーチー氏と国連などとの仲介役に国外退去命令

  ミャンマー(ビルマ)の軍事政権は、ヤンゴンに居留し自宅拘束中のアウンサンスーチー氏と国連などとの連絡を過去5年にわたり仲介してきたLeon de Riedmatten氏に2月末までに国外へ退去するように命じました。 ミャンマー(ビルマ)軍政はLeon de Riedmatten氏のビザ更新を拒否し、また氏が2000年8月以来代表を務めてきたNGO、The Centre for Humanitarian Dialogueのヤンゴン事務所を3月末までに閉鎖するように命じました。
  The Centre for Humanitarian Dialogueは ジュネーブに本部を置く独立の組織で、軍事紛争における人的被害の防止を目的に、仲裁や対話促進などの活動しています。Leon de Riedmatten氏は、ミャンマー(ビルマ)の民主化問題を担当していたラザリ元国連事務総長特使(2000年4月から2006年1月まで)や国連人 権委員会、ILOなどの非公式の地域代表としても活動してきました。ミャンマー(ビルマ)軍政とアウンサンスーチー氏の非公式協議をラザリ特使とともに仲 介した実績もあります。Leon de Riedmatten氏は、「ミャンマーの状況は2000年当時よりも悪化しており将来も楽観できない」とし処分の取り消しを求めています。

出所:Agence France Press, "Myanmar Junta forces out international mediator with Suu Kyi ties",(March 03,2006) (英語)

参考:
 「ミャンマー(ビルマ)の民主化改革への取り組みを米・中に呼びかけ -ラザリ元国連特使 ヒューライツ大阪 ニュースインブリーフ(2006年1月)
 The Centre for Humanitarian Dialogue (英語)

(2006年03月05日 掲載)