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『母さん、ぼくは生きてます』のアリ・ジャンさんを、東京地裁が難民と認定

  アフガニスタンから逃れて日本に難民申請したものの不認定処分を受けたため、その取り消しを求めて提訴していたアリ・ジャンさん(23)の訴訟の判決が 11月11日に東京地裁であり、菅野博之裁判長は「反タリバンの家族の一員として迫害を受ける恐れがあり、恐怖を抱えて入国したと認められるので難民に当 たる」と述べ、処分を取り消しました。
  アリさんは、アフガニスタンの少数民族ハザラ人の男性で、01年8月に日本に入国し難民認定を申請したけれど認められず、異議申し立ても却下されたため同 年12月、提訴していました。この結果、即時強制収用、退去強制という事態は回避されたものの、法務省や同入国管理局が控訴した場合、訴訟が続くことにな ります。彼を支援する市民団体では、杉浦正健・法務大臣と三浦正晴・入国管理局長に対して「東京地裁の判決を尊重して難民認定をする」「控訴を行わない」 ことを要請する署名キャンペーンを行っています。
  アリさんは、アフガニスタンを逃れて、勉強のために日本にやってきましたが、成田空港で不法入国者として拘束されました。彼が口頭で語ったことを聞き書き し、『世界がもし100人の村だったら』の池田香代子さんが監修・補筆した『母さん、ぼくは生きてます』(マガジンハウス刊)に自叙伝としてまとめられて います。日本の入管収容所での苦しい毎日、自殺未遂、支援する弁護士や芸能人らとの出会い、夜間中学への入学などが綴られています。

<参考>
NIKKEI NET 11/11付記事
『国際人権ひろば』57号記事、池田香代子さんが「世界がもし100人の村だったら?その後」のテーマで記念講演


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