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朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の人権状況に関する国連特別報告者(ヴィティット・ムンタボーンさん)が国連で報告

  北朝鮮の人権状況に関する国連特別報告者であるヴィティット・ムンタボーンさんが、10月28日、国連総会の第3委員会にて報告しました。
  ヴィティットさんは、北朝鮮の人権状況について、人権の実施において前向きな発展がある一方で、さまざまな侵害や逸脱があり、不正を防ぎ救済を提供するた めの緊急の行動が必要であるとし、北朝鮮に対して、北朝鮮の加盟する国際人権条約の順守、人権条約に矛盾する法律や慣習の改正、特に刑務所のシステムにお いて法の支配を尊重すること、そして死刑と強制労働の廃止、国外にでた人々の虐待や迫害を防止すること、必要とする人々への食糧支援を含む人道的支援を確 保することを要求しました。
  また、ヴィティットさんは北朝鮮の経済的又は政治的な迫害による避難民の窮状についても言及し、国際社会に対して難民や国内避難民の権利を保護する国家間の協力促進を求めました。
  なお、ヴィティットさんが、国連特別報告者として北朝鮮への入国を再三要請したにも関わらず、北朝鮮政府は入国を認めていません。

[Press Release] GA/SHC/3794(28 Oct, 2004)

(2004年12月02日 掲載)