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国際人権ひろば No.96(2011年03月発行号)

ヒューライツ大阪からのお知らせ

ヒューライツ大阪将来ビジョンが提案される「ヒューライツ大阪あり方検討委員会」で決定

<経過>

 2009年度から、大阪府・大阪市などからの補助金・派遣職員が廃止され、人員や大幅な経費の削減により、ヒューライツ大阪の将来を検討することになった。役員や企画運営委員の有志で、あり方検討委員会を立ち上げ、昨年来議論を積み重ね、2月9日に以下の提案を得ることができた。

<概要>

ヒューライツ大阪将来ビジョン(2011年度~2016年度)

ヒューライツ大阪の使命
本当の人権、一人の例外もないすべての人のための人権をヒューライツ大阪は、それが、多くの人びとに理解され、受け入れられるまで、伝えていきます。

ヒューライツ大阪の4つの目標
1.アジア・太平洋地域における人権の伸長を図る。
2.国際的な人権伸長・保障の過程にアジア・太平洋の視点を反映させる。
3.アジア・太平洋地域における日本の国際協調・貢献に人権尊重の視点を反映させる。
4.国際化時代にふさわしい人権意識の高揚を図る。

これまでの成果

○国連の特殊協議資格の取得
○国際的な協働プログラムを実施とその成果を出版
○大阪府内の行政・企業・大学・高校等からの受託研修及び出前講座の増加
○NGO、NPO、大学、行政等との人権講座及び共催事業実施の増加
○府内外国人からの人権保障に係る相談電話
○行政機関等からのホームページのリンク依頼増
○ホームページでの日本語・外国語での情報発信改良・発展
○国連からの助成金を獲得 アジアでの事業実施と成果の出版
○ニュースレター(国際人権ひろば、Focus)の発行と内容の改善
○ユネスコ人権教育名誉賞を受賞 等

Ⅰ ヒューライツ大阪のあるべき姿を提案

提案1人権を伝える使命
提案2批判と反省から新たな歩み
提案3 アジア・太平洋へつながる大阪のための貢献

Ⅱ これからの重点事業
インターネットを駆使した情報収集、検索、発信
人権情報センターとして、ウェブサイト(日本語と英語)の充実に努める。
「見やすく、わかり易く、見つけ易く、役立つ」をKEYワードに。
『人権レビュー』を発行停止し、予算をウェブサイトにシフトする。

事業2 
人権の国際基準の普及促進と広報活動
①受託研修の組織化・強化
②人権教育や研修の企画を提供する。
①と②の対象:地方公共団体職員、大阪府民・市民、NPO/NGO、企業、教員、大学生、高校生、中学生、小学生
③他のNGO団体とのコラボを積極的にする。

事業3 
アジア・太平洋地域における人権保護、促進に貢献

今後も、国際的な協働プロジェクトに取り組む。
・日本とアジアのかかわりの人権問題について、国際セミナー、シンポジウムなど協働プロジェクトを行う。
・アジアの若者を対象とした人権研修・ワークショップを企画する。

事業4
国連特殊協議資格の活用
国連特殊協議資格とは、国連人権理事会、人権条約機関の会議に参加し、意見発表のできる資格である。人権関連では関西では唯一ヒューライツ大阪が有する。
①最新の人権情報を国内、アジア・太平洋地域に発信する。
②NGOとの交流

Ⅲ これからの視点
視点1 府民(市民・企業を含む)への還元
留意事項 収益事業の実施について
 収益性のある事業を実施するだけでは、本来のヒューライツ大阪の使命が果たせない。

視点2 収入の確保
課題 認知度をあげる工夫
 人権施設であるピースおおさか、リバティおおさかと比較して、府民の認知度が低くなっている。事業内容が大きく異なるが、マスメディアなどを通したPRについて、行政の協力を得て戦略的な対応を行う。