ヒューライツ大阪は、ウェブサイトの「資料館」の「主要な人権条約」のページに、国連が採択した各人権条約の締約国数や日本の締結状況をまとめた「主要な国際人権条約と批准状況の一覧」を掲載しており、毎年4月と10月をめどに更新していますが、2025年4月1日現在の情報に更新しました。
前回更新の2024年11月1日以降の5ヵ月間に、「障害者権利条約」や「拷問等禁止条約」をはじめ6つの条約、および4つの選択議定書の締約国数が増えました。
「障害者権利条約」はエリトリアが締結し192ヵ国へと増えました。同条約は「子どもの権利条約」(196ヵ国)の次に締約国の多い条約となっています。
「拷問等禁止条約」はドミニカが締結し175ヵ国に、「移住労働者権利条約」はエストニアが締結し60ヵ国になりました。「強制失踪条約」はポーランドの加入で77ヵ国となりました。
「無国籍者の地位に関する条約」は南スーダンが締結し99ヵ国に、「無国籍の削減に関する条約」は南スーダンとスロベニアが増えて82ヵ国になりました。
また、個人通報制度を定める選択議定書については、「社会権規約の選択議定書」がコートジボアールとアルバニアが締結し31ヵ国に、「子どもの権利条約の選択議定書」がエストニアの締結で53ヵ国になりました。
死刑廃止を定めた「自由権規約第2選択議定書」は、ザンビアの加入で92ヵ国になりました。「人身取引議定書」はソマリアが増えて183ヵ国となりました。
資料として一覧表をご活用ください。ウェブサイトのトップページの左側のQuick Accessのセクションにある「人権関係諸条約一覧」をクリックすると開きます。
<掲載サイト>https://www.hurights.or.jp/archives/treaty/un-treaty-list.html
主要な国際人権条約と批准状況の一覧(2025年4月1日現在)
(2025年04月08日 掲載)