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大阪で入管法改定案反対の集会とデモ-梅村参議院議員の発言を非難(5/20)

 参議院で審議中の改定入管法案に反対する関西の弁護士や市民団体が集まり、5月20日に大阪市内で集会とデモが行われました。改定内容は、3回以上の難民申請を行った人の本国送還を可能にしたり、送還忌避罪を創設し、日本に家族がいるなどの理由で帰国を拒否する人にも刑罰を加えることなどを骨子としています。
 集会では、参議院予算委員会や本会議で、問題発言を繰り返した大阪選挙区選出の梅村みずほ議員(日本維新の会)を非難するアピールが続きました。
 梅村議員は、2021年に名古屋の入管施設で亡くなったスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんをめぐり、「ハンガーストライキによって亡くなったかもしれない」「支援者の一言がウィシュマさんに『病気になれば仮釈放してもらえる』という淡い期待を抱かせ、医師から詐病の可能性を指摘される状況につながった恐れも否定できない」などと憶測を述べました。さらに、発言の批判を受けても記者団に「信念を持って議会で発言している」と述べています。
 集会参加者は、「差別と偏見に満ちた発言」だとして謝罪と撤回を求めるとともに、同議員と代表質問に起用した日本維新の会、および改悪を進めようとしている政府と与党を非難する声明を満場で採択しました。
 集会には、韓国で難民・移民の人権保障のために法律支援活動に取り組む弁護士58人が連名で、「入管法改悪案に反対する連帯声明」を寄せています。
 集会後、約500人が、ラップ調の音楽にあわせ、「人権無視した法律いらない」「難民受け入れ国際基準に」「国際ルール無視すんな」「参議院は良識見せろ」などと訴えながら市内をデモしました。
DSC_0213集会.JPGDSC_0236デモ.JPG

<参照>
https://twitter.com/hashtag/0520%E5%A4%A7%E9%98%AA%E3%83%87%E3%83%A2?src=hashtag_click
#0520大阪デモ(ツイッター)
https://www.hurights.or.jp/archives/newsinbrief-ja/section4/2023/05/59.html
入管法改定案が衆院で可決、市民社会から廃案を求める声(5/9)ヒューライツ大阪


(2023年05月22日 掲載)