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WHOが新しい国際疾病分類(ICD-11)を発表-性同一性障害が障害の分類から外れる-(6月18日付)

 2018年6月18日世界保健機関(WHO)は、新たな国際疾病分類の第11回改訂案(ICD-11)を発表しました。この分類は、世界における健康に関する動向と統計を国際比較するためWHOがまとめた分類であり、傷害、疾病、死因に関する約5万5000項目がそれぞれ固有コードとしてまとめられています。今回の第11回改訂版は、現行のICD-10の採択(1990年)以来、約30年ぶりの改訂となります。
 今回の改訂内容は、2019年5月に世界保健総会(World Health Assembly)に提出され、2022年1月1日に発効する予定です。WHO加盟国の国内におけるICD-11の活用方法や分類の翻訳の準備、保健医療専門家の研修など自国での適用へ向けた準備を進めることが期待されています。
 注目されている項目として性同一性障害が、これまで「精神・行動・神経発達障害」に分類されていましたが、新たに追加された章「第17章 性の健康に関する状態(condition)」に、性別不合(gender incongruence)と名称変更され、精神疾患でも身体疾患でもない分類としてまとめられています。また、中毒性疾患に関するセクションにはゲーム障害が追加されました。
 ICD-11は10年以上前から作成が始まっており、多くの医学の専門家・団体などから、改訂のために1万件を超える提案を受け、最新の医学的・科学的知見が反映されています。利用者の電子的環境での活用を想定して行われたフォーマットの完全電子化、はじめて医療従事者が作成に参加し提案書を提出して改訂内容に関わったことなど、これまでの改訂作業にはなかった特徴があります。

<出典>
WHO releases new International Classification of Diseases (ICD 11)(WHO・英文)
<参考>
国際疾病分類の第11回改訂版(ICD-11)が公表されました(厚生労働省)


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