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国連女性の地位委員会、ポスト・ミレニアム開発目標について決議

 第58回国連女性の地位委員会が3月10日から21日、ニューヨークの国連本部で開催され、女性や少女にとっての国連ミレニアム開発目標(MDGs)の課題や2015年以降の開発目標などについて話し合われました。
 MDGは、2000年国連総会で採択された、2015年までに極度の貧困に暮らす人の数を半減する、すべての子どもが男女を問わず、初等教育を受けることができるようにする、乳幼児死亡率を削減する、ジェンダーの平等を推進するなど8つの経済・社会開発に関する目標です。最終年の2015年を前に、2015年以降の目標についての議論が既に始まっています。
 委員会は経済・社会の発展にジェンダーの平等と女性のエンパワメントが不可欠でありながら、MDGの15年間でジェンダーの平等を達成できた国は一つもなく、男性と女性の間に相当の不平等が残っているとして、2015以降も持続可能な開発を促進するために平等の推進と女性のエンパワメントを継続していかなければならないと決議のなかで述べています。
 さらにそれぞれの目標について女性に関する達成度を評価し、女性および少女について全般的に前進が遅く、不均衡であると述べています。たとえば、初等教育の普及の目標、乳幼児死亡率の削減については大きな進歩が見られるものの、地域格差が顕著になるなどの課題が残ることが指摘されています。また、目標のなかには、ジェンダーや年齢など他の要素別の指標がなく、女性への影響がわからないこと、女性に対する暴力、アンペイド・ワークや賃金格差も含む女性の労働・雇用、生産手段へのアクセスなどジェンダーの平等に関して重要な課題がMDGの対象となっていないこと、歴史的、構造的な男女間の不均衡な力関係によって前進が阻まれていることなどの課題も挙げられています。
 決議は、各国に女性と少女の人権の実現、ジェンダーの平等と女性のエンパワメントを可能にする環境の整備、女性の参加やリーダーシップの確保などに取り組むよう呼びかけ、2015年以降に向けて、MDGの教訓を生かすよう促しています。また、今後つくられるいかなる開発の枠組みにも、ジェンダー平等と女性のエンパワメントと人権に関して、それ自体としての目標として、また他の目標にも指標などとして取入れるよう求めています。
 委員会はその他にも、自然災害におけるジェンダーの平等と女性のエンパワメントやリプロダクティブ・ヘルスの権利に関する決議などを採択しています。(3月25日)

出所:
Concluding Fifty-eighth Session, Commission on Status of Women Recommends Draft Resolutions on Gender Equality, Empowerment 国連プレスリリース WOM/1987 3月21日付 http://www.un.org/press/en/2014/wom1987.doc.htm
第58回女性の地委員会 http://www.unwomen.org/en/csw/csw58-2014


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