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庇護申請者の数は2012年も増加を続ける、国連難民高等弁務官事務所

 3月21日、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は2012年の先進国44カ国における庇護申請者の数が、約47万9千人と前年に比べて8%増加していると報告しました。欧州38カ国が9%の増加で、最も申請者数が多い地域でした。2011年には減少していた北欧が38%の増加となり、スウェーデンは世界でも上位から4番目になりました。最も多かったのは米国、次いでドイツ、フランスでした。一方、前年大幅に増加していた南欧では、27%の減少が見られました。その主な理由は北アフリカなどから船でたどり着く申請者が減ったことがあげられています。庇護申請者の出身国で最も多かったのはアフガニスタン、シリア、セルビア、中国、パキスタンとなっています。シリアは前年から比べて191%の増加でした。
 日本では約2,500人、韓国では約1,100人と両国あわせて前年比28%増でいずれも過去最高となりました。
 庇護申請者数は、他国において難民認定などの申請を行っている人の数で、紛争や迫害を逃れて出国した難民の数とは異なります。報告を公表するにあたり、UNHCRは、シリアからの庇護申請者数が24,800人である一方、近隣諸国に逃れ、難民として登録されている人の数が110万人以上であることも指摘しています。
 日本の法務省は3月19日に2012年の日本の難民申請者や認定者の数を公表しています。それによると、申請者数は2,545人と、前年より36%増加しましたが、認定されたのは18人(2011年は21人)、認定はされなかったけれども人道的配慮が必要として在留が許可されたのは112人(2011年は248人)でした。法務大臣は会見で、減少の理由を申請者の多数を占めていたミャンマーの状況が安定してきたことをあげています。(3月29日)

出所:
「シリア紛争により先進国における庇護申請者が増加」(国連難民高等弁務官事務所 3月21日付) http://www.unhcr.or.jp/html/2013/03/ws-130320.html
「平成24年における難民認定者数等について」(3月19日法務省)http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri03_00094.html
「法務大臣閣議後記者会見の概要」(3月22日法務省)http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_00408.html

参考:
「国連難民高等弁務官事務所、2011年の庇護申請の数の増加を報告」ヒューライツ大阪ニュースインブリーフ(2012年4月)https://www.hurights.or.jp/archives/newsinbrief-ja/section1/2012/04/2011-1.html


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