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UNHCRが世界の難民の状況に関して報告

  国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は2006年4月19日、この5年間の難民、避難民などに関する報告を公表しました。 その報告によると、05年1月1日時点の難民の数は920万人となり、1992年の数字と比べるとほぼ半分になっています。難民の減少の理由として、今回 の報告は武力紛争の数や、民族的マイノリティを迫害するような独裁政権の減少などをあげています。この数字には国連パレスチナ難民救済事業機関 (UNRWA)の下で保護されるパレスチナ難民は含まれていません。また一方で、現在難民となっている人のうち、570万人は5年以上難民生活を強いら れ、恒常的な解決の見通しがないなど困難な状況にあることが指摘されています。
  また、UNHCRの保護下にある国内避難民の数は03年から増加して、542万人となっています。95年からの10年間でも増減はあるものの2000年の 600万人に次いで高い数字です。報告はしかし、世界全体では2000万人から2500万人の国内避難民がいることをあげ、難民数の減少に対して、紛争や 迫害により家を追われながら、国境を越えない人々が増加する傾向があることを示しています。
  3月に公表された先進諸国での庇護申請者数に関する報告も申請者の数の減少が報告されていましたが、新しい報告でもそのことに言及し、減少の理由がはっき りわからないとしながらも、受入国の庇護申請の厳格化や入国に関するビザ要件などの措置が要因としてあげられてます。
  報告は、複雑化する人の移動と、厳格化される各国の庇護・難民政策の中で、国際難民法の中核的な原則の遵守や難民の安全確保の改善などの課題をあげ、多国間の枠組みにおけるよりいっそうの責任の共有が必要であると述べています。

出所:UNHCR: "The State of the World's Refugees" (英語)

参考:庇護申請の傾向に関するUNHCR2005年報告 ヒューライツ大阪・ニュースインブリーフ(06年3月)


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