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ヒューライツ大阪は
国際人権情報の
交流ハブをめざします

「ヒューライツ大阪20周年記念ワークショップ --人権センターの役割を見直す」を開催しました。(12月13日)

 ヒューライツ大阪は、人権の普及・促進に取り組む人権センターの役割や課題について考えるワークショップを12月13日、ヒューライツ大阪のセミナー室で開催しました。アジア・太平洋地域では、1990年代に入って次々と人権センターがつくられましたが、このワークショップでは、カンボジアとフィリピン、日本の鳥取県人権文化センターからそれぞれの取組についての報告をもとに、議論をしました。

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 カンボジア・ドキュメンテーション・センタ―のディ・カンボリさんは、センターが行っているクメール・ルージュ時代の大虐殺などに関する文書、写真や映像などの資料を収集して、歴史教育や啓発に活用していることについて報告しました。フィリピンの心理社会的支援および子どもの権利リソースセンタ―、シニア・プログラム・オフィサーのアグネス・カマチョさんは、フィリピンの2004年の台風被害に見舞われた地域での子どもの支援の取組みをその地域コミュニティと行った活動について紹介しました。(公社)鳥取県人権文化センターの尾崎真理子さんからは、自治体が主導して地域での人権啓発を行っていくにあたっての課題についての報告がありました。最後に、ヒューライツ大阪のジェフ・プランティリアから、ヒューライツ大阪が行っているアジア・太平洋における人権教育に関する取組について説明がありました。
 また、議論はあまり知られていない資料を掘り起こすことや、コミュニティの状況に対応できる人材を育成するための啓発や研修などの役割、自治体の役割などについても及びました。

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