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フリーダムハウスが世界の自由の状況について報告

  民主化と自由に取り組む米国のNGOフリーダムハウスは1月16日、2007年の世界の自由の状況に関する報告を公表しました。
  フリーダムハウスは193の国と地域の自由度を表す、「世界における自由」を毎年公表しています。その指標は、政治的自由と市民的自由の二つのカテゴリーで1から7の数字で表され、政治的自由については、自由で公正な普通選挙、公職への立候補、政党への参加などを含む、政治過程への参加の自由に関する事項をもとに、市民的自由は表現、信仰の自由、結社の自由、法の支配や個人の自律などをもとに評価されます。その指標に基づき、各国を自由、部分的に自由、自由がない国と分類します。
  報告によると、2006年に続き2007年は世界各地で自由の後退がみられました。自由度が低いとされていた国で改善があまりみられず、それどころか一層抑圧が強まったことが指摘されています。世界的にみられた傾向として、ロシア、中国だけでなく他にも資源が豊富な国が、その資源で得た市場経済力を利用して閉鎖的な政治制度の維持を強めていること、結社の自由の制限が強まっていること、民主主義と見なされていても、政府の実効性や説明責任などのガバナンスが弱い国が多いことなどをあげています。
  アジア地域に対しては、全体的に権威主義や民族対立の台頭などにより民主主義の発展が妨げられていると懸念が示されています。特に南アジアでは、バングラデシュやパキスタンでの選挙の延期、戒厳令の実施、メディアや結社の自由の規制、司法への介入など大きく後退したことや、スリランカでの紛争の悪化による人権侵害をあげています。東南アジアでも、ビルマのデモに対する強硬措置などさらに状況が悪化したほか、政治的殺害の続くフィリピンや、マレーシアでも後退があったとしています。一方、軍によるクーデターで2007年の報告では自由がない国とされたタイは、選挙が実施されるなどにより部分的自由の分類に改善したと評価されました。日本は韓国、インド、台湾、インドネシアと並んで自由に分類されています。

出所:Freedom in the World 2008 Survey Release (Freedom House)

参考:フリーダムハウスが「世界の自由度2007」を公表 ヒューライツ大阪・ニュースインブリーフ(2007年1月)

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