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06年の庇護申請者に関するUNHCR報告、日本は増加

  07年3月23日、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は06年の欧米諸国44カ国と北米、日本など工業国50カ国における庇護申請者数の報告[PDF451KB]公表しました。この報告によると、5年続きの減少傾向で、06年の庇護申請者数は05年より10%少ない303,400件でした。庇護申請者数が最も多かったのは、前年から6%増え、51,500人となった米国で、フランス、英国がそれに続きました。両国とも05年からは減少しています。02年からの5年間で最も多かったのも米国でした。申請者は、イラク出身が最も多く、05年から比較しても77%の増加で、同国の状況の悪化を反映していると報告は述べています。出身国について、人数では中国とロシアがそれに続きますが、いずれも前年と比較すると減少しており、逆に増加したのはアフガニスタンとソマリア出身の申請者でした。
  一方、3月6日、法務省は06年の難民申請者数、認定者数などを公表[PDF61KB]しました。それによると、06年、日本で難民申請を行ったのは954人で、05年からは570人増え、82年に難民認定制度が開始されて以来、最多となりました。上記のUNHCR報告では950人と、若干数字が異なっていましたが、同報告では50カ国中27位でした。人口1000人あたりの受け入れ率に換算すると45位です。
  他方、日本で難民として認定されたのは34人で、05年からは12人の減少でした。そのほか、難民とは認定されなかったもの、人道的な理由による配慮からさらに53人が在留を認められています。
  05年5月から、難民不認定の異議申立てに対する決定に法学者や元外交官など第三者の難民審査参与員の意見を聴く改正法が施行されていますが、06年には158人について参与員から意見が提出され、10人について難民該当性を認め、17人について、在留の配慮をすべきとしていました。また、法務省の報告によると、現在のところ、参与員の意見と「異なる処理をした例はない」そうです。

参照:
・UNHCR 3月23日付プレスリリース "UNHCR figures show Iraqis as top asylum seekers in industrialized countries last year" (英語)
・UNHCR 報告 "ASYLUM LEVELS AND TRENDS IN INDUSTRIALIZED COUNTRIES, 2006" [PDF 451KB] (英語)
「平成18年における難民認定者数等について」 [PDF 61KB] 法務省

参考:改定出入国管理・難民認定法が成立(5/27) ヒューライツ大阪ニュースインブリーフ(04年6月)

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