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2/25 「先住民族アイヌ女性を語る――国連女性差別撤廃委員会から1年」の集いを開催しました

 2月25日、「先住民族アイヌ女性を語る――国連女性差別撤廃委員会から1年」の集いをヒューライツ大阪セミナー室にて開催しました。話し手として札幌アイヌ協会の多原良子さんをお招きし、国連や日本政府に向けてアイヌ女性の権利を訴えていく活動についてご講演をいただきました。

 政府交渉の際には内閣官房に取り合ってもらえなかったり、女性の問題よりもアイヌ全体の問題が優先されたりなど様々な困難に直面しながらも、多原さんは他のアイヌ女性とともに複合差別について発言を続けてこられました。今回は、そのほかに多原さんの生い立ちや活動に関わるようになったきっかけをはじめ、他のマイノリティコミュニティの女性とともに自分たちの実態調査を行ったこと、また国連審査の場で複合差別の実態や自らの権利について訴えていく活動や立ち上げ準備中のアイヌ女性の組織などについて、お話しいただきました。

 講演後の質疑応答では、「交差的な差別」について、アイヌ女性の具体的な権利について、識字について、構造的な差別や先住民族に対する賠償についてなど、活発な議論が行われました。

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