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5.参考資料

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のファクトシート#9

 OHCHRは国内人権機関をテーマとするファクトシート#9を作成しています。国連が人権擁護のために力を尽くしているとしても、すべてを完璧に網羅できるわけではありません。そのため、いろいろな地域にある人権擁護制度や各国政府、NGOなどからの協力は不可欠であり、人権の拠り所となる法的、政治的基盤を国内に整える必要があります。

 このファクトシートでは、国内人権機関に関するこれまでの国際的な議論の概要が説明されており、「国内人権機関」とはどういう組織であるか、どのような種類があるのかも説明されています。また、国内人権機関ができたとしても、政府や国際社会が解決できなかった問題がすべて解決されるわけではなく、国連の人権諸機関やNGOなどに取って代わるわけでもないことを指摘しています。つまり、これらの機関は相互補完的に機能しているため、こうした機関を強化することが人権を擁護する制度を強化することにつながるということです。

ファクトシート(英語版) : http://www.ohchr.org/Documents/Publications/FactSheet19en.pdf