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3.国際的なネットワーク

(1)国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)と国内人権機関

 OHCHRはすべての人の人権を守り、人権状況をよくすることを目的とする国連の機関です。その目的のために、政府や一般の人びと、国内人権機関、その他、国連のさまざまな機関と日々協力をしています。OHCHRの組織で国内人権機関と協力をしているのは、「国内機関と地域メカニズムセクション(National Institutions and Regional Mechanisms Section)」という部署です。ここは、次のような役割を果たしています。

  • OHCHRの他の部署や国連のさまざまな機関などと協力して、国内人権機関を設置したり、強化したりするために具体的なアドバイスをし、国内人権機関が効果的に機能し、成果を出せるようにするためのプロジェクトを行なうこと
  • 国内人権機関に関する法律案を検討し、パリ原則を満たすものにするためのアドバイスを行なうこと
  • 国内人権機関に関するガイドライン、方法、見習うべき事例、教訓などを確立すること
  • 国内人権機関国際調整委員会(ICC)の事務局として業務を引き受けること
  • 国内人権機関と国連カントリーチーム(注:ある国で活動を行なっている国連の機関が、そうした機関同士がその国で連携し、きちんと意思決定を行なうために設けるチーム)との協力関係を支援すること
  • 国内人権機関と、条約機関などの国際的人権制度との連携をサポートすること
  • 国内人権機関のネットワークをサポートすること
  • 国内人権機関に関する報告書の案を作成すること